手足のしびれに悩む多くの方が、整骨院や整体院で何度も施術を受けているにもかかわらず、根本的な改善に至らないことがあります。その理由は、一般的な施術ではしびれの原因を表面的な筋肉の緊張や神経の圧迫として捉え、痛みや不快感を一時的に軽減するだけで終わってしまうことが多いからです。しかし、手足のしびれの原因はそれだけではなく、より深層の筋肉や骨格の歪み、自律神経の不調、さらには日常生活の姿勢やストレスが関係していることもあります。

多くの施術院では、こうした複合的な原因を見逃し、対症療法的なアプローチに偏ってしまうため、しびれの再発や症状の悪化を引き起こしやすくなります。

手足のしびれは、指先や腕、足先にかけて感じる異常感覚で、チクチクとした痛みやピリピリとした感覚が伴うこともあります。これにより、普段の家事や仕事に支障をきたし、特に女性の場合、育児や介護など日常的な負担が増すことも少なくありません。しびれが慢性化すると、生活の質が低下し、精神的なストレスも増加します。しびれの原因は大きく3種類に分類できます。

１．神経絞扼性障害

脊柱管狭窄によるしびれや筋肉の慢性的な緊張が起こっていることにより神経を圧迫してしまい絞扼部位から先への神経の伝達がうまくいかなくなって起こります。

病院ではMRIやCTで骨によって神経の圧迫されている場所を画像判断することができますが、筋肉が原因の場合は判断がつきません。また脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの骨による絞扼が起こっていても重度の変形や緊急性の必要なものでもない限り手術をしなくても改善してきます。ほとんどの場合は背骨と背骨の間を狭くしてしまう筋肉の緊張を取り除いていくことで症状は改善してきます。またなぜその筋肉が緊張してしまったのかを日常生活の中での原因を改善していくことで再発もしなくなってきます。

病院で背骨の間が狭くなっているからといってもまだ諦めるのは全然早いと思います。

２．血流障害

糖尿病などによる動脈硬化などの原因でしびれが起きる場合もありますが、原因として可能性はかなり低いです。

ほとんどが筋肉が緊張してしまうことによって近くの血管を圧迫してしまうことで、そこから先に血流量が減少してしまいしびれが起こることがほとんどです。

イメージとしては長時間の正座をした際に足がしびれる、腕枕をした際に手がしびれるといった経験したことありませんか？そういった状態が普段の姿勢や癖、習慣によって常に起こっているということです。なのでどこで筋肉が緊張しているかを検査によって判断して改善していくことでほとんど改善していきます。

３．運動麻痺

脳梗塞や脳卒中や多発性硬化症などの中枢神経といって脳や脊髄に直接障害が起こっている場合は早急に病院を受ける必要があります。もししびれだけでなく「ろれつが回らない」、「意識の混濁」などがある場合は早急に病院に行く必要があります。

手のしびれにも頚椎症・ストレートネック・頚椎椎間板ヘルニア・胸郭出口症候群・肘部管症候群、手根管症候群などがあります。足のしびれにも坐骨神経痛・腰部脊柱菅狭窄症、腰部椎間板ヘルニア、モートン病などがあります。

この状態は末梢神経といって脳や脊髄以外の神経が筋肉によって関節が狭くなったり神経や血管の通り道を狭くしてしまっています。

• 神経の圧迫：筋肉の過緊張や骨格の歪みによって、神経が圧迫され、しびれが生じます。特に首や腰の椎間板に異常がある場合、神経が圧迫されやすくなります。
• 血行不良：長時間の同じ姿勢や、寒冷による血管の収縮により、血流が悪くなり、手足にしびれを感じることがあります。
• 自律神経の乱れ：ストレスや過労により、自律神経が乱れ、血流や神経伝達が正常に行われなくなることがあります。
• 骨格や筋肉のバランスの乱れ：姿勢の悪さや長時間のデスクワークが原因で、骨格や筋肉のバランスが崩れ、神経や血管に負担がかかることがあります。

改善していく上で原因となっている組織を施術するだけでなく日常的に原因となっていることから改善していくことでしっかり改善してきます。

改善できないと諦めている方は是非一度当院へ相談のお電話をくださいね！