産後に体に不調を抱える方は多くいらっしゃいます。赤ちゃんがお腹の中にいるとき、赤ちゃんが大きくなるにつれて、骨盤が徐々に開いていきます。

出産とともに開いていた骨盤は少しずつ閉じて行くように人間の体は作られています。

しかし、産後の女性はすぐに育児に追われていしまい、本来、骨盤が閉じる期間にも関わらず、無理な体勢を取らざるを得ない場合が多く存在します。そして、充分に睡眠が取れないことから、骨盤が閉じる過程の中でゆがんでしまうことが非常に多く、逆に無事正しく骨盤が閉じることのできている方が少ないのです。

その骨盤のゆがみから来る不調を改善させるために重要なことが２つあります。

いままで多くの病院や整骨院に行ったことがあるけれど症状を改善させることが出来なかった方はその２つのポイントを抑えることができなかったのかもしれません。

1.正しく骨盤の状態を評価することができていない

骨盤には約３０種類の筋肉が付着しています。

その３０の筋肉がそれぞれ働くことで、姿勢の維持、体幹、股関節、膝関節の運動をすることができています。

骨盤がゆがんでしまうと、前後左右の筋肉の長さ、硬さが変わってしまうために正しい関節の運動ができなくなります。

それによって腰痛や肩こりなどの症状を引き起こしてしまいます。

正しい骨盤矯正をするには骨盤を調整するには骨盤の状態を正しく評価することが重要です。

骨盤に付着している筋肉を正しく把握し、その筋肉を元の状態に戻すことのできる技術があって、初めて骨格の調整を行い、骨盤の歪みを取り除くことが可能なのです。

多くの病院や整骨院ではそこに着目することができず、痛み止めと骨盤ベルトを処方しています。

これではあなたの骨盤を正しく調整して不調を改善するためにベストな方法とは言えません。

まずは骨盤の状態を正しく評価できる、ということが前提だと考えてください。

2.骨盤が歪んでしまった原因を特定できていない

あなたの骨盤が歪んでしまった原因には何があるのでしょうか？

日常生活での過ごし方がほとんどなのです。

それを深く考えると、普段の寝方、赤ちゃんの抱っこの仕方、普段からの姿勢の悪さなど色々考えられます。

これらを利用者様との初回のカウンセリングの段階できちんと把握することができなければ、どんなに素晴らしい施術の技術があったとしても骨盤を正しい状態に戻すことはできません。

いくら整えたとしても、日常生活での原因を改善できない限りは、また元の状態になってしまうからです。

以上の２点です。

産後に骨盤の状態を戻しておかなければ以下の症状が出てしまいます。

腰痛、肩こり、股関節痛などの痛みです。

骨盤は人間の体の土台です。

それにより体のいたるところの筋肉を引っ張ってしまうことで痛みとして出現してしまいます。

一概に全ての症状に当てはまるわけではありませんが、腸腰筋と言われる腰椎から骨盤の内側をとおり大腿骨につく筋肉が固まってしまえば、股関節の動きはスムーズに行かずに痛みが出てきます。

それにより首から骨盤にかけて、背骨に沿って走る筋肉がつねに引っ張っれてしまうような状態になるため、腰痛や肩こり、頭痛の症状を引き起こします。

また、体重が落ちにくい、お尻が大きくなった、などの外見上の問題もでてきます。

骨盤がゆがんでしまうと開いた骨盤が元の状態まで戻ることができないまま関節が硬くなってしまいます。

そのため出産後に骨盤が歪むことでお尻が大きくなり、今まで履けていたズボンが入らなくなることがよくあるのです。

また、骨盤の歪みにより、周囲の筋肉が正常なはたらきができなくなってしまうことで体全体の代謝が悪くなってしまい、脂肪がつきやすくなったり、体重が落ちにくくなってしまいます。

出産前のプローポーションに戻るためには、骨盤の調整は必須です。

その他に冷え性、むくみ、不妊症も出ることがあります。

骨盤がきちんと締まっていないと、内蔵が通常の位置よりも下垂してしまいます。

そうすることで内蔵の機能が低下してしまい、冷え性、むくみ、不妊などの内科的な症状まで引き起こしてしまうため注意が必要ですね。

産後に冷え性や、むくみなどの症状が出た場合にはほぼ骨盤のゆがみが原因であり、それを解消することで、症状を改善することができます。

例えば、

「右の骨盤がこの筋肉が縮んでいることが原因でこの方向にゆがみが出ている」

「約２回の施術で骨盤の状態を戻すことができるため、これくらいの間隔で施術することで痛みを改善することができる」

などと明確に施術の方針が分かるため、初めての利用者様でも安心して通院していただくことができています。

体に負担の掛からない施術内容になっており、まず、骨盤を歪ませている筋肉を一つ一つ丁寧に緩めていきます。

筋肉が緩み、関節にかかる負担を最大限減らした状態で、骨盤の骨格を調整することで元の骨盤の状態にもどることが可能です。